旅に出たなら何食べる- 貴船 ひらみパン 金沢 

大雪なのに何を好んで金沢行かと申しますと、半年前に予約した「お料理 貴船」の予約日だったからに他ならない。
真夏の8月1日に予約したのだから、その日が雨でも雪でも出たとこ勝負。
一日4組、二人で予約出来るのはそのうちでも1組。
とにかく狭き門なのだ。


行き慣れた貴船に続く道が初めて見る雪景色になっていた。
何時もより冷たい風に時折雪が舞う。
そんな予定じゃなかったとぶつぶつ言いながらも、暖かい部屋に迎えられてホッとする。
実は、毎月朔日の予約日と言うのは結構しんどい。
覚えているつもりでも午前10時からと言われると忘れそうで気疲れするし、すぐに繋がるわけではない。
数十回かけると疲れて止めてしまう。
かなり通ったからもういいかと最後の電話を入れると、そんなときに限って繋がって今日に続いている。

トップ写真の盛り込みを取り分けた。
季節を先取りする美味しいお料理の数々、春は苦みが特別美味しい。

ぶりにはたっぷりの蕗みそ、おつくりの上にはうるいの葉。たっぷりと出しを吸った柔らかい筍。
それを口に運ぶと朔日に予約するストレスから、もう止めようと思っていた気持ちが一瞬で消え去り近づく朔日には何とか予約を取り付けたいと気持ちが変わっていく。

金沢にこれだけ通うとお気に入りのパン屋、花屋、スーパーが出来てしまう。
日帰りをしようと思うと食事の時間以外は、要領よく走り回らなければならない。
幸か不幸か行きつけのパン屋さんは定休日。
以前から、気になっていたパン屋さんに行った。

ビストロベースのパン屋さん「ひらみパン」だ。
モーニングからランチが有名らしくテーブル席の確保は難しいらしい。
パンを販売する面積は人が一人か二人でいっぱいになる。
カリカリに焼けたハードパンが美味しい匂いを振りまいて誘惑する。
パンを指定して取って頂くケーキ屋さんのような販売の仕方だった。
バゲットをオーダーすると近くの工場から持ってきてくれた。
フワッと優しい応対が心地よかった。

この辺りは娘のお宮参りをした尾山神社の近く一歩中に入った道で「せせらぎ通り」と呼ばれている。
個性的なギャラリーやブティックが並ぶ。

角を曲がれば武家屋敷

一泊すれば、朝の散歩に最適な場所だ。
貴船の予約がない日にゆっくり回りたいと、未だに金沢の町は飽きることがない。

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