セイコ蟹に癒される、師走のひととき ~橋立港「舟重」にて~

越前海岸に近い我が家では、蟹の季節には心が躍る。お取り寄せもいいけれど、我が家はここ数年来、蟹を調理する家人への感謝も込めて、橋立港近くの「舟重」さんまで足を延ばすのが恒例行事になっている。
「舟重」さんはそのコスパの良さゆえか、今ではオンシーズンの予約が難しくなった。
福井、金沢、富山、丹後に出向けば美味しい蟹はいくらでも食べられる。但し、何時の間にやら蟹価格は高根の花になった。雄蟹は食べ応えがあるが、蟹好きが好むのはメス蟹、セイコ蟹である。しかしセイコは小さいから調理する人はなかなか大変だ。
それでこれを調理して、ころあいの価格で提供してくれる所となると、橋立港「舟重」となる。
この日も大混雑、ご夫婦二人で調理とお運びをするのだから大変そうで、思わず腰を浮かして手伝いたくなる。
せめてお邪魔にならないように、静かに待つのが一番良さそうだった。

この日のメニューも定番ながら心温まるものだった。
セイコ蟹一杯、茶碗蒸し、お造り、みそ汁、ごはん、香の物、柿のデザート


越前海岸の望洋楼や、城崎の西村屋などにも宿泊して蟹を楽しんだことはある。けれどもそれは特別な日の贅沢である。
常には気楽に行けるものではないが、「舟重」なら普段着、日帰りでサッと楽しめる。我が家にピッタリだ。
蟹の季節には2回くらい通っている。そして、ここに行けた事は「良い1年であった」と感謝する師走の月である。
この日は、北陸特有の気まぐれな天候に見舞われた。 雨が降り出したかと思うと、次の瞬間には太陽が輝く。 そんな空模様さえも、この土地ならではの面白さである

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