醤油のない寿司屋 ‐ 太平寿司|石川

毎年10月頃から、今年の蟹は何処へ行こうかと頭を悩ませる。
毎年の事なので方々行ったことになるけれど「ここだ。」といえる決定打には出会ってない。
以前、望洋楼が気に入って3年続けて通ってみたけれど、泊まるとなると食べている時は気にならない蟹の匂いが朝には嫌になる。
それに、以前のようにがっつりと食べられる訳ではないので、今年は金沢のお寿司屋さんにしようと決めた。

金沢はカニを食べられるところは沢山ある。
けれど、外さないで美味しく食べるなら有名すし店からチョイスするの一番いいだろう。
野々市には「めぐみ」さんと「太平寿司」さんの2店舗がある。
どちらも甲乙つけ難かったけれど予約を取りやすいという事で「太平寿司」に決めた。
10月に予約しているので12月だったらいつでもどうぞと言われて2日に予約したけれど、やはりキャンセルとなった。


そして、昨日漸く太平寿司のカウンターにたどり着いた。
カウンターのケースには綺麗に調理された香箱蟹がきっちり予約数だけあった。
美味しかったから追加とは言えない。
トップの写真は香箱蟹の半分に、シャリに外子を混ぜた握り飯が添えられた。
これが絶品の絶品だった。
カウンター10席とこあがりの小さな店内は意外に若いお客様で埋まっていた。
私たちが飛び離れた高齢者、おそらく30-40代の方ばかり。しかも県外組。
右隣は大阪からの若い女性二人組。左は香川のお医者様、その向こうの5人組の中の一人はどこかで見知っているけれどさっぱり思い出せない。文化人?演劇人?

お隣のお医者様大の寿司好きらしい。
富山の友人を訪ねて昨夜は魚津の鮨大門に行って、今日は香川の帰り道に電車を乗り継いて「太平寿司」へやって来たと言う。
という事は金沢の名店は食べつくしているという事?
太平寿司は初めてと言いながら美味しそうにお酒を飲んで待っていた。
そして、ついに香箱が供された。
「うう・・」と言う声が漏れてきた。
赤の他人の私が、顔を覗き込んで「美味しいでしょう、絶品よね」と言うと潤んだ目で「うんうん」と頷いた。
金沢の寿司を食べつくしたという彼を私が唸らせたわけではないけれど「同感」と言う感動は共有すると大きく増幅するものだ。


氷見で上がった10kg級の鰤を厚切りにし、大根おろしと酢飯を調味料にして食べると言うもの。
もう一生分の鰤を食べた気がした。
この美味しさを知ってしまうと、他の鰤を美味しいと言えなくなりそうだ。
最初から最後まで丁寧な仕事をされた鮨には一滴の醤油も要らなかった。

家人が言った
「醤油なしで助かったよ。酢飯に醤油がドボンとかかる時があるやろ、漬けてしまうと後始末できひんしね」
分かる分かる。私も時々ドボンさせるから。
それにしても美味しかった。

暫くは鮨なしで過ごせそうだ。

店 名 太平寿司(たへい ずし)
住 所 〒921-8845
野々市市太平寺1-164
TEL・FAX TEL:076-248-5131
営業時間 11:30~14:00/17:30~22:30
定休日 水曜日
その他 駐車場:10台
カウンター10席/座敷15席
禁煙
アクセス ■ 電車の場合:
JR松任駅からタクシーで15分2000円程度
馬替駅から1,467m
野々市市太平寺1-164
Googleのロゴ(スマホは地図上)をクリックすると大きな地図で表示します。
※お店及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください
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