夏の能登半島

能登半島と信州の旅2泊3日は奇跡的な晴天に恵まれた。
氷見温泉に湯船と富山湾が一体となりその先に立山連峰が見える写真を見た時にここに泊まると決めてしまった。
そこを中心にして計画したので半島をぐるりと回るのは時間不足だった。
千枚田でターンして能登島を経由して氷見温泉まで11時間の旅となった。

夏の立山は雪がないのでキリっとそそり立つ山の迫力はない。
写真を見たのは冬の立山、当たり前だけれどボォーツとした立山は魅力に欠ける。
その代わり、朝日が富山湾に登る様を見られる、その時間は午前4時半だと教えられた。

湯につかりながら日の出を待つひと時
次第にあけていく東の空はドラマティックに変化してひと時も目が離せない。
夕日の写真は何回か写したけれど、日の出に会うのは初めて。
苦手な日の出に出会えたのも「旅ゆけばーー」という事であろう。

前日まで風邪の症状が続き皆に心配させたけれど、am6:00の出発は変更せず一番最初の目的地「能登金剛 巌門」までいっきに走った。

ここでは20分の遊覧船に乗るのを楽しみにしていた。
前日まで雨や風が激しくて欠航しているようだったので「運行中」の看板を見た時にはホッとした。
断崖の下から船が出るので怖いような階段を下りて行った。

波頭が白く走っていたけれど、小さな遊覧船は波を割って海に出た。
蒸し暑い日だったので風を切る船は心地よかった。
下から見上げる断崖や砕ける波が荒々しかったけれど夏の海なので迫力はない。冬は恐くてごめんだろうから一度経験しておけばいいといった所。

世界一長いベンチ(全長460.9メートル)が海に向けて設えられていた。
日本海に沈む夕日を見て欲しいという目的で作られたらしいけれど、私の旅仲間にはブーイングだった。
多分利用度は少ないだろう。
道路標識も夏草に隠れていた。

輪島に着くまでは、もう一カ所「やせの断崖」に寄った。
写真のように断崖の上で釣り糸を垂らす長閑な風景で、義経の舟隠しとは隔世の感がする。
伝説の場所に行くと真実と嘘はともかく、時代の推移を感じるし100年後ここはどんなになつているんだろうかと未来を見てみたくなる。

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