桜に会いに – 薄墨桜 岐阜県

桜が咲きそろう頃になると、今年は何処の桜に会いに行こうかと「空想花見」で頭の中に妄想が広がる。
クリニックの予約を確認しながら、見ごろの桜見を隙間に入れていく。
先週の寒さで、桜はちょっと足踏みした。
お陰で少し時間の余裕が出来たというものの、今度は急な高温で一気に咲いて一気に散る事になった。
そこで、いち日出来た隙間時間は、岐阜県の「薄墨桜」に決定した。
家からの距離は150kmなので3〜4時間もあれば行ける。

けれど「花より団子」も大事。
何度か行った瑞浪の「懐石きんぎょ」では時間がかかりすぎるので「きんぎょ」の系列店「PASTA PINO」へ寄って午後、花見客が帰路につく頃に「薄墨桜」の元へ行く計画にした。

「PASTA PINO」までは150km、3.5時間。そこから80km先の薄墨桜までは2時間。
帰り道も150km、3.5時間。
とてつもなく長いドライブになるけれど、それは一向に気にならない。
薄墨桜は目的桜であるけれど、山も川も畑も桜だらけ。

その桜を眺めながらドライブするのが桜を楽しむドライブである。
だから騒音壁に囲まれたような高速道路は原則使わない。
国道をのんびりと名もない桜を愛でながら走るのがいい。

淡墨桜は蕾のときは薄いピンク、満開に至っては白色、散りぎわには特異の淡い墨色になる。
淡墨桜の名はこの散りぎわの花びらの色にちなむ。

樹高16.3m、幹囲目通り9.91m、枝張りは東西26.90m、南北20.20m。樹齢は1500余年と推定され、継体天皇お手植えという伝承がある。(Wikipedia)より

根尾村の薄墨桜の元には15時頃に着いた。
駐車場の空きスペースがどんどん増える時間帯で、待つことなく車は駐車できた。
そこから250mほど坂道を上がると広場の真ん中に「薄墨桜」が立っていた。
夕方の西日が眩しくて、日差しを避けながら写真に写すと申し訳ないように暗い桜に写ってしまう。
写真は午前中の光がいいというのも頷ける。
でも人出はもう苦手。

薄墨桜は2度目の訪問になる。
「久しぶりやねー。あなたは変わらないわね。」と1500才の桜に声をかけた。
周りが整備されて、歩き易く人出もそこそこの時間帯なら独り占めの気分にもなれる。

2代目の薄墨桜も大きく成長して、何百年後にもこの場所で花を咲かせるのだろう。
人生に比べると恐ろしく長い時間ここに立ち続ける桜が気の毒になった。
数百年後にこの桜はどんな世界を見るのだろうか。
平和な世界でありますように。
帰り道、大垣へ向かう道の途中にとんでもない絶景に出会った。
続く。

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