福井で今シーズンの初雪体験

夜半にぴゅーぴゅーという風の音で目を覚ました。
金沢近江町前のホテルだった。
明るくなると、外を歩いている人の傘は役に立たない様子だし街路樹は真横に揺れている。
まるで台風が通過しているようだ。
こんな風景は久しく知らない。温かいホテルの中から眺めている分にはワクワクする。
予定の買い物を済ませて早めに帰途に着いた。

北陸道の難所は今庄、ここは雪が吹き溜まる場所。
敦賀に向かう時はこの手前に南条というSAがあり、その手前に2か所トンネルがある。
そのトンネルの手前から渋滞が始まった。赤色灯が回っている。事故ではなく、急変した気象に注意喚起をしているようだ。

トンネルを出ると本線は遮断されていた。南条SAに誘導されて冬タイヤの装着をチェックされた。急な降雪ではノーマルタイヤのまま走行する人もいるだろう。
けれど今回の難所は今庄ではなかった。敦賀から大津市に向かうには国境スキー場があるような山中を越えなければならない。

実はここの雪を期待していた。
シーズン最初の雪が降り始める日に、ここを通過するのは初めての経験。

初めは遠くの山に雪があると思っていたら、あっという間に行く手に雪が舞う。高度が上がるたびに雪は本格化した。
外気温は1℃、今夜は融雪装置が始動するのかもしれない。

今日の雪と明日の雪がどう違うか知らないけれど、本当の新雪を見られたのは収穫だった。
峠を越えて琵琶湖が見える所までくると、景色は一変。
黒くどよんと下がっていた雲が切れ、太陽がのぞいた。雲は赤く染まり、黄昏れる空のドラマが始まっていた。

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