ジャワ更紗

ジャワ更紗を何時ごろから知っていたのか記憶にない。
いつの間にか頭の中に刷り込まれていた。
自分で初めて更紗を買ったのは20数年前に行ったシンガポールだった。
夏になるとたった1枚の更紗をイソイソと取り出した。
擦り切れるまで着ても未だ未練があって捨てられない。
いつかもう一度この更紗を買いたいものと思いは募るばかり。
初めて行ったバリ島で直ぐに買った。
その日のうちに縫ってもらって、帰りには着込んだ。
所が、あろうことか、飛行機の中で膝の辺りが破れているのに気がついた。
そーっと撫でると次々に蝋に沿って生地が破れる。
オールドバティックにこだわったのが災いした。
オールドといっても着込まれたものではなく経年したものだったけれど、余りいいものではなかったらしい。
高いからとか大きな店舗だからでこの島は判断出来ない。
懲りていても好きなバティック
見れば欲しくなる。
家で着るには市場にあるバティックで十分だけれど、草木染のしなやかな生地の感触は忘れられない。
今回ジャワ島に行ったのはジョグジャにバティックのいい生地があると聞いたからに他ならない。
草木染で手描きとなると高価になる。
半手書きやオール型押しなどを見て回わり、手描きが見分けられるとそれが欲しい。
下書き
蝋を置く
型押しの型
紙に押してもらう
1~8まで染色の過程
私のバティック狂いを知る家人はここらで限をつけたいらしく、私が手にするものをみな褒める。
20数年間捜し求めた生地を今度は仕立てないで持ち帰った。
暫らく眺めて暮らすことになる。
コメント
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お帰りなさい。
ジャワ更紗 土手のすかんぽ ジャワ更紗・・・・♪
どうして歌に入っているのでしょうか?
どんな生地か早く見たいねえ。
今日は 母の初盆のお参りをしに高野山に行ってきました。
奥の院に立つと 霊気に囲まれ 母がすぐ傍に感じられ 涙があふれてきました。母も喜んだと思いました。
sazankaさん
そうそう、その歌なんですね。私の頭に刷り込まれたものは。
その続きは「昼は蛍がネンネする」でしたか?
すかんぽは酸葉ですよね。
わあ~思い出しました。
たしか白秋の詩だったような。
高野山の奥の院、よいところにお参りされたのですね。
盆がはよくりゃ、早よもどる~