マレーシアの青年
アユン川のラフティングはマレーシアの青年3名と私達夫婦がクルーになった。
素晴らしい笑顔で直ぐに挨拶をしてくれたのだけれど、お国の判断が出来なかった。
聞いてみいると「マレーシア」から来ているという。
ラフティングは一度やると嵌まってしまうというオーナーのお勧めで出かけた。
渓谷を流れる急流を下る事は分るけれど、その渓流まで行くには大変長い階段を下りていかなければ成らない。
途中で膝が笑う。
風景のいいところに来ると皆で写真を撮ろうということになる。
彼らは私達も一緒に写ろうとくったくなく誘ってくれる。
色々と注意を受けていざボートに乗るといきなり水をかぶる事になった。
私は最後部に横すわりなので、岩が近づくとボートの中に腰を落としてしまう。
そのたびに彼らは後ろ向き、大丈夫かと気にしてくれる。
家人の比ではない。
50mはありそうな滝の中にわざと突っ込む
時々浅瀬に上がり、ココナツのジュースなどを買うように仕組まれているのだけれど、その度に中の青年の一人が私の手を取り、滑るからゆっくりゆっくりと声をかけて渡してくれる。
日本なら、金さん銀さんになるまでこのようには扱われないだろうと思う。
優しくされるのが心地よい年齢になったのだ。
気になる事はマレーシアの青年は浅瀬で休むと直ぐに煙草を始めるのだ。
喫煙を文化人のように思っていた時代が日本にもあったけれど、今は吸わないほうがかっこいいことは周知の通り。
分かれの時
例え2時間と言えども運命共同体でボートに乗ると、別れが辛くなる。
彼らがひとりずつ差し出す手を握りながら「良いたびを続けてね」と精一杯言って分かれた。
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