浜名湖花博2024-大須賀由美子さんの庭
昨年3月に静岡の花友大須賀さんに花博会場の一角に彼女の庭を造る計画が有るという話をお聞きした。
1年先の話だけれど、彼女の中では既に仕事は始まっていて、会場の下見からデザイン、植栽と多忙な1年間だった。
制限された時間と費用の中で精いっぱい理想の庭を出現させる努力の話を時々伺いながら、寒い時期には一緒にハラハラした。
花博の期間は4月6日から6月2日と、花の一番美しい時期が当てられている。
彼女が作る庭には元々建物があり、庭の真ん中に池のあるイングリッシュガーデンの跡地だった。
行って見たら池は危険なのでと、芝生に替わり建物も彼女の指定するカラーに塗り替えられていた。。
周りを木立に囲まれたプライベートガーデンだけれど、囲われた分日当たりは少なくてご苦労されたようだ。
建物の正面にシンメトリーに置かれた白い花が来る人の目を惹きつけていた。
「ラグランジアブライダルシャワー」紫陽花で、ふわっと柔らかい雰囲気は⾃然らしさを失わず、植物本来の野趣あふれる⼒強さを感じさせる。
作りこんだような花壇ではなく、野⼭を切り取ったような⾃然な植栽にしたかった彼女の思いを実現させるのにピッタリで大成功の花選びだ。
花博と言われるように花を沢山入れたくなる環境にあって、花博後もあり続ける庭を目指す彼女は、葉の色で庭を表現しようとしているように見受けた。広大な庭の中の一角で水の管理も難しいかも知れない所に選んだ植物は、彼女が得意とする宿根草だった。
眼の前に園路と川が流れる国際庭園を抜けたあたりに彼女の庭は位置している。
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