愉快なガラス

横山秀樹硝子展

さる年の秋、能登半島珠洲のふた組しか泊れない小さなさな宿でガラス作家横山秀樹氏と出会った。
その宿の夕食は相客と同じ部屋でひとつのテーブルを囲んで食事をするようであった。
初対面同士では話の糸口もなく、お互いに居心地悪くそのテーブルに着いた。
運ばれたビールのグラスが暖かみのある吟味されたものだったので、つい「わーすごい」と思わず声に出した。
相客に関係なくそのグラスをめぐって「どーの、こーの」と勝手に盛り上がっていった。
しばらくするとその相客がもじもじと「私の作品です」と名乗って来た。
その時が横山さんとの初対面である。

その時彼に出会ってなかったら、今、計画中のギャラリーはあったかどうかくらいの出会いであった。
横山さんは倉敷がラスの創始者小谷真三さんの元に飯塚市から3年半通いやっと弟子入りを許されたという経緯がある。
現在は飯塚の工房で一人で吹いている。
体力がいるので年間に創れる数は知れているといいながらもその作品は年々ユーモラスになっていく。
今年はロンドンのeggで好評を拍しているらしい。
今日は倉敷の「スペースみき」で開催中の横山秀樹硝子展(11月30日~12月4日)をのぞいて1年ぶりに歓談をした。何時お会いしても元気を頂ける人である。

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