救急車の出動の重要性と躊躇う理由について考える

私の家は大津から日本海側の敦賀までを結ぶ湖西バイパスR161の近くに在る。
深夜早朝に限らず、聴こえてくるのは湖西バイパス上を走る救急車のサイレンの音である。
限界集落となった私の住む団地に救急車が出動しない日はないとも言われている。現に向こう三軒両隣ではこの1年間に3回お世話になって、一人は帰らぬ人となった。
「救急車を簡単に呼ぶべきではない」といった意見も聴くし内容を聴くと頷ける事もある。しかし、反面緊急時に出動をためらうのは高齢者である。
私の身内もその一例で、昨年末に「大丈夫」と本人が決めて、救急車を呼ばなかった結果、急変し命を落とした。
救急車を呼び心臓マッサージを試みたものの、時遅く搬送先の病院で死亡が確認された。 そして、そこから事態はさらに複雑になった。 警察による聞き取り調査や近所への聞き込み、預金通帳の要求、さらには死体検案のための検死など、予想外の手続きが続いた。 もしもっと早く緊急車を読んでいたら、このような警察の捜査も不要だったし、何よりも命が助かったかも知れない。
救急車に出動要請は速やかにしなければいけない。動転しているだけでその必要が無ければ消防や救急の専門家が適切な指導をしてくれるだろう。
特に、心臓に関わる時は一刻を争う。
つい最近も友人のご主人が心臓が重いと言って不快感を感じたが、家族の車で病院に行った。
早朝であったが、家族がうろうろするうちに時間が経過し「動脈瘤」が破裂寸前であった。
一命をとりとめたけれど、この時もご主人の「救急車は要らない」の一言が遅れとなった。
救急車の出動に躊躇う理由は何なのか
ご近所をびっくりさせる。みっともない。症状は軽いのではないか等々理由は色々あるだろうが命に代える理由があるはずはない。
我が家では救急車の出動は本人の同意は不要、相手方の判断で要請するとルールを決めた。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。