日常の清掃、そして見落としがちな家事の調整

「掃除と料理」これらは日常生活の大きなパートを占めている。と言ってもかなり裁量の利く家事ではある。でも、いざ丁寧にこなそうと思えば、一日中の時間を費やすことになるだろう。その上、ていねいな洗濯までしようとすれば、時間はいくらあっても足りないと思うことがある。

そんな日々の中、最近フッと気がついたことがある。
我が家のソファー、最後に手入れをしたのは何時だっただろうか。日常的には使わないのに、部屋の中ですっかり場所を取って邪魔な存在になりつつある。そのため、ここのところ自然と目を向ける機会が減っていた。気がついてよく見ると、どことなくくすんでいる。

あるいは、キッチンのキャビネットの扉。通常はある程度拭いているのに、水垢や旧い汚れが結局そのまま。何年も汚れが取れてないまま、すっかり遠い追憶の中にあるような気がした。

つまり、家具や照明等の手入れは日常的にはしてなかった。これらを今になって一度に片付けるのは難しいかもしれない。でも、これから年の前半に向けて計画的に消化していかないと、家中がくすんでいくだろう。
高齢者家庭によくある風景になりつつあった。
気がつかなくてもよかったのか、気がついてよかったのか。
そんな自問自答をしながら、家で過ごす時間が深まっていく。

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