この春 TBS は何を学んでいたのか?

夕方から急に気温が下がり、靴下を履いた。昔むかし、伊東ゆかりの「ファド」という唄に、疲れた女がある日急に秋の気配を感じて「くつしたをはく」というかっこいいフレーズがあったような?カッコよくない女も寒くなると靴下は履きました。
今年の春はホリエモンの日本放送買収劇で日本経済界が大騒動し、株式総会にも変化の波があった。過剰防衛をする会社や株式の非公開に踏み切る会社まであって小泉総理でなくも、会社も色々。
当時、財界のお気に入りの三木谷氏は無関心そうに関心を示していた。
言葉は悪いが隣に空き巣が入っても「家だけは大丈夫」と思うのは人間の常ではある。常ではあるが会社組織はそういってはいられない。
お金でなんでも買うのはおかしいという説も良く分かります。ひと昔まえなら、ある程度ステータスができるとそこに留まり既得権で満足していた。
しかし人生は短く老後になってやっと「あがり」ではなかったろうか。
IT長者は若くまだまだ「あがり」には程遠い。
お金で会社を買うと言う感覚より次ぎのステップにすぎないであろうと私はみている。
日本放送の買収劇は「よそ事」ではなかった。「三木谷氏の唐突な出現に驚いている」と、言いにくそうに語るTBS社長の会見も力がない。その後TBSのニュースでこの件を扱う時は評論家的発言のみである。
「資産が活かされず、株価が割安な会社」がねらわれた時の学習効果はない。ただ「安定株主がいないから狙われた」という部分について私は少々疑義がある。
株式の持ち合いを解消するよう指導したのは政策ではなかったのか。持ち合いでなければ大株主は関連会社でしかなくなる。TBS の株主の変遷について何も知識がない私の勘違いかも知れないが、その鎖が切れていきなり寒風にさらされているかに見える。冬が来る前はそれなりの対策をしているでしょう。なんとTBSは安穏な会社であったか。
この春の劇場型を今回は繰り返さないように騒動は水面下にあるようである。仕上げはどうなるのか楽しみである。

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