写真教室

私の写真の師匠は、我が家より30km程北の山の上に住んでいる。
先週の積雪で身動き取れない状態になっていると連絡がきた。
車が埋まり、雪は深く、周りには人気もない。
つまり孤立状態と言うわけだ。
少し寒さが緩んだ時に、車を掘り起こし、エンジンブレーキで山道を車のスケボーのような運転で麓まで下して、脱出に成功したのだそうだ。
流石に「怖かった」と。
そうして私の30枚の写真を見に来て下さった。
私はと言えば、昨夜になってバタバタとプリントをしたけれど、プリンターの調子が悪く、思うような色調に仕上がらないので、うんざりしていた。
パラパラと30枚の写真をご覧になって、この中から5枚を選ぶようにと言われた。
選び始めると5枚は難しい。結局10枚選んだ。
つぎは、それを展覧会だと思って並べる。
ハーイ、出来ました。
で、あなたは何を言いたくてこの写真を選びましたか。
先日の雪の金沢や京都の写真、クロアチアの路地の写真だった。
雪の写真は「静寂」を表現したのだと、苦し紛れ。
電線が入ったのは車の中から写したもの、昼下がりの白い太陽がポイント。
電線がなければ可。
写真の勉強中は、記録写真ではなく真剣な姿勢で写真に向き合わなければならないと教えられた。
今日のベスト写真は、京都四条河原町の交差点
私もベスト5に選んでいたので、ホッとした。
人の動きが斜線になっているところが成功しているのだとか。
全く偶然の構図。
しばしカメラを持って時を待ったけれど。
ほんの少しでも努力か、我慢をするといい写真になる可能性は高まるようだ。
来月までに、また30枚の宿題が出た。
今回の講評を踏まえてと言われると、どんなもんじゃろのー。
昨日、頂いたはがき
私の名前が、こんな書体で書かれていた。
凄く気に入った。
電話で聞いてみると、絵は描くけれど習字は全く未知の世界なのだそうだ。
絵を描くように字を書くとこんな味が生まれるらしい。
この文字になるまでの過程も大変だったのでは?
なんだか、嬉しくなった。
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