本物の感動とは・・

「生きちょるんがきちいなーと思う日があるんでぇー」これは大分弁、通訳すると「生きているのは辛いなーと思う日があるんですよ」
今日は重度の筋ジストロフィーの患者さんが入院する西別府病院のチャリティーだった。
病院は、kusuyoさんのミニコンサートを心から待ってくれていた。
横断幕を作り、ステージを作り、手作りの歓迎はkusuyoさんを喜ばせた。
ベッドから離れられない人はベッドで、車椅子でホールはいっぱいになった。
ホールまで来られない患者さんには部屋ごとにテレビ中継されて、院内にkusuyoさんの歌声が流れた。
重度の病気を持つ人のところで「ありがとうごめんなさい」はどう受け入れられるのか。
ありがとうごめんなさいは筋ジストロフィーの患者だった鈴木信夫さんが作詞したものだけれど、kusuyoさんはこの歌は患者さんにかかわらず、健常者の中にもある心として歌っている。
そして、このコンサートが終わった時に患者さんから感謝の言葉を頂いて感激で声を詰まらせた。
これは事前に準備された文章だ。
けれど、感謝の言葉を読む予定だった菊江さんは殆どをアドリブで言ってくれた。
この文章にも書かれているように筋ジストロフィーの病は「日を追って手も足も動かなくなる中で心がパンクしそうなくらいいろんな思いをするんです。その思いを伝えてくれる人に出会ったことが最大の喜びで・・」
その言葉で胸を突かれ、グッと来ているところに特に「再会」と「ありがとうごめんなさい」に心を打たれました。今まで歌は演歌と思っていましたが、こんな歌に出会えるとは・・明日から生きる勇気を頂きました。あなたに出会えて良かった。もっと早く会いたかった。
と言って下さった。
こみ上げる感動の涙にkusuyoさんは唇と噛み締めて我慢をした。
歌手になって良かったと思う一日だった。
そして、kusuyoさんが来ると知って自分で書いたんだけれどいう色紙が患者さんからそっと手渡された。
一番初めに書いた「生きちょるんがきちいんでー」といった彼女は「うちが(私が)生きちょるに、なんで藤 圭子は死んだんやろう」とポツリと言った。
重度の患者さんのお部屋もお見舞いに寄らせて頂いた。
懸命に生きる人、笑顔で支える人、西別府病院は素晴らしい病院だった。
このコンサートを企画して下さった院長先生と川上さん。
ありがとうございました。
コメント
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京都のひとさま
いつも声援をありがとうございます。
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