春よ来い

京都にコーヒー豆を買いに行くという家人のお供をした。
信号で停まったところに綺麗に誘引されたバラがあった。
「あれはプロの仕事だろうか」と家人は見とれていた。

昨年の春はブラインドのシュートが多かったので今年の剪定では思い切って切るのだと言いつつもつい思いきれずにいるようだ。
そうだ、京都には「松尾園芸」という頼りになる園芸屋さんがある。
そこへ行けば誘因は今が一番見やすい時期のはず、プロのアドバイスも聞ける。
そうと決まると話は早い。
珈琲を買うとそのまま松尾園芸に直行した。

実は家人も私も風邪の後がすっきりしない。
何処が悪いという訳ではないけれど、やる気が起きてこない。
どこかにだるさが残っている状態にある。
こういう時は園芸店はリハビリになるので、二人の為には一番いい場所を思い出した。

流石に店内は静かでCAFE以外に人影はなさそう。
勝手知った園芸店なので、真っ直ぐにバラ売り場へいった。
鉢植えのバラはびっくりするほど短く切られて、フカフカの土の中で丁度眠りから覚めよかとしている時だった。
フェンス際にはつるバラが誘引されていたはずなの、一番奥のつるバラの場所まで行った。

春には数えきれないバラを見ていたはずの場所には数本のバラしかなかった。
意外な風景だ。
けれど本で見るのと違い誘引は分かり易く、家人は「良し切ろう」と決心がついた。
いつもなら家に帰り着くなり始める作業を、「来週にするわ」という所を見るとまだ本調子にはないのだろう。
春にもう一度、今日の場所を見るともっと勉強になるだろうと楽しみが出来た。

温室は華やかな鉢が並んでいるけれど、松尾さんが本気に力を入れてないのは良く分かる。
ここは、薔薇とクレマチスに特化した園芸店なので、今日も的確なアドバイスを頂いた。
真冬の園芸店をのぞくのは春以上に収穫があった。

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