制作の現場ー加藤冨美子

10月の企画展は鳥居 節子さんと加藤冨美子さんの二人展
残された日数は10日余り、ちょっと加藤さんの工房を覗いてきた。
広い工房だった。ミシンは、見える範囲で4台。
部分毎に違うミシンを使われるそうでカバーのかかった小さいミシンが2台。
洋服を作る現場も小さい工場のようだった。
綺麗な糸が並べられたケース。洋裁には無縁の私は、こういうケースに目を奪われる。
さてさて、作品は出来ていますかー?
あ〜、ボディーに着せた白大島のワンピースが目に飛び込んだ。
私の好みが見抜かれている。
大島の着物は、裾さばきの時にシャッ、シャッという音がして、好きだった。
それは洋服になっても同じ。
シャキッとした手触りと着ていることを忘れる軽さは、私の年齢には何より嬉しい。
大島の半コート
車に乗る人はロングコートを着ないからと半コートに仕立てた。
ただし、ただの半コートとはちょっと違う。
折り返しになっているオレンジ色とリバーシブルになっていて、全く違う表情を見せるコートが仕上がった。
鳥居さんから一足早く、革製のスリッパが届いた。
鳥居さんのアトリエにお邪魔した時に入り口に揃えられたスリッパだ。
足を入れると甲近くまですっぽりと包まれて、びっくりするくらい安定感があった。
ひとつずつの手作りなのでオーダーから3ヶ月あまり待って届いた。
スリッパは履いている時間が長いので、心地よいものをさがいていた。
今年はこのスリッパで冬を過ごす予定。
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