小指の想い出

昨日の夜、久しぶりに右手の爪を自分で切った。
床の塗装工事中に左手の尺骨神経を圧迫したらしく薬指と小指が痺れて未だに違和感は残る。
肝心な時に親指と人さし指で紙を挟む力もない状態が続いていた。
もちろん爪切りも使えず、もどかしさはつのるばかり。
そして、昨日目出度く自分で爪を切る歓びに浸ったという次第。
働き者の指は1本傷ついても驚くほど日常生活は不自由なものである。
ギャラリーへ作品の搬入が続く頃は幾分増しにはなっていたが、随分周りに助けられた。
作品を包むおびただしい新聞の整理をしただけで、手の水分、油分は失われパサパサになった。その内手の平の皮が剥けた。
手の皮が剥けて当たりに積もるような夢で目覚めた朝もあった。
ひと月が経ち、皮は落ち着き、水分もかなり戻って本のページがくれるようになった。
それにしても手は正直者である。
この頃は「働けど働けどわが暮らし楽にならず、じっと手をみる」の心境も分かる。

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