ギャラリーの休日

石窯

skogの休廊は水曜日と木曜日です。
木曜日は家人が鉄工房にこもってしまうので二人で動けるのは水曜日に限られます。
そして今日は水曜日。
１０時前に家を出てパン職人のビンセントさんと打ち合わせ。
ビンセントさんが１２月にオープンさせる北山のパン工場を見学しました。
日本にはこの大きさの石窯はまだ無いという大きな窯をフランスから来日した２人の職人さんが造っていました。
その後喫茶店で話を聞くと、なんとなんと面白い人でまた、自由な発想の人でした。
ブログの２日分くらいの話を提供してくれました。
１４歳から３年間フランスでパン職人をして仕事を覚えその後は自転車で６０ヵ国をまわり２０年前に横浜に着いた時は公園でダンボールをしいてで寝ていたとか。
フランスはパン職人は一番下の仕事とみなされてお母様の逆鱗に触れて未だにそのままですとか。
現在は日本と韓国にその基盤を築いています。
日本の工場は人に譲り今は手作り部分の責任を果たしているけれど韓国も早く人に譲って１年の半分をヒマラヤの４０００メートルの電気も何も無いところで暮らすのが夢だそうです。
今も時々ヒマラヤに逃げ込み行方不明になるのだとか。
自転車で世界を回るというと聞こえはいいけれども現実はそんなものではないという話や韓国にいる恋人だった人の話とかが話を盛り上げてくれるのです。
その人が作るパンがどのくらい美味しいか楽しみですね。
今は天然酵母でつくるイチジクパンが好評だそうです。
その後尾崎建一さんの水彩画の個展、京都のギャラリー数軒と本郷重彦さんの個展を回ってきました。

ギャラリーの休廊ほど忙しい日はありません。
電話を携帯に転送していますがそんな日は不思議と電話も多く、企画展の掲載を依頼した新聞社からの連絡や「かんじる比良」の企画で琵琶湖放送から出演依頼が舞い込みました。
それも明後日ですよ。
現在メンバーに出演依頼中ですが急な話なので作家さんは都合が付きません。
明日中に決めなければどうなる事かー？？
既に今日はあと１時間しかない。
ブログを書くより電話をかけ続けなければなりません。

本郷重彦個展