七草がゆと満月ナイト

松の内と言うと関西では15日までとか。
私は大方7日にはお正月を終える。
片付けようとして気が付いた、今年はお正月のお飾りの写真を写してなかった事に。
臥竜梅のいい匂いが、玄関内を充たしている内に写せば良かったけれど、松も梅も年末ほどの元気がないわ。

そして1月7日は七草がゆの日
この夜は満月で「風と湖」さんの「満月ナイト」を予約していた。
年末以来ずーっと続いていた晴天が7日の午後からおかしくなって、湖西道路を走っていると比良山系の山が白くなっていた。

風が無いのか寒くは感じなかったが、折角琵琶湖に映る満月を見たいと思った計画は怪しくなった。
満月は逃げても食事は用意されている。
店内に赤々燃える薪ストーブの火に迎えられて宴が始まった。
お正月3が日も営業されていたので気持ちをそそられたけれど、お料理がダブるのではないかとグッと我慢をしていたらそれは正解でマダムも気になるのでお客様の名前をチェックして安心したと仰っていた。
満月ナイトは、ワンドリンクがお約束なので外で初めてワインに挑戦した。

前菜はお正月

カズノコと黒豆は絶品だった。
カズノコは出汁ではなくて糀漬けにしているとか。コリっとした感触とあれっと思う不思議な味付けだったので、ついお聞きした。
この日びっくりしたのはビワマス炙りだ。

ビワマスは琵琶湖の固有種で富山のますずしのマスとは別物
まったりと脂がのり、目隠しでテストをしたら、「ヒレステーキ」と答えたかもしれない。
特性の醤油糀をつけると美味しさは倍増する。
次に驚いたのは「近江牛のすき焼き」
ランチで頂くしゃぶしゃぶにも驚かされたので、どんなすき焼きが出て来るのかと期待したら。

こんなすき焼き見たことない。
近江牛に巻かれた中身は滋賀県では知られている「丁子麩」だった。
麩と言うと丸い印象があるけれど丁子麩は長い板状になっている。
これにすき焼きの出しをたっぷり吸わせて巻いていた。
底に緑のネギが敷かれてピンク色の肉を引き立てている。

本日のお献立

ご飯に七草がゆを見つけた時は嬉しかった。
土鍋でじっくり炊かれたおかゆは粘りの膜があった。
家人も私もついお変わり。
午後7時を過ぎると突然山の端に月が顔を出した。
「月が見える」と誰かが言うと一斉に見える方角にお客は移動する。
けれど雲が早いのか見えるのは1秒か2秒。
全く見えないよりいいけれど。

デザートの鵜川産章姫は大きくて美味しかった。

けれど、デザートにはもうひと工夫欲しい気がする。
お手間の料理を頂いた後だけにデザートにはつい気が緩んだかと残念だった。

今年も飾るだけの山下一三作の重箱
言い訳すると、これに盛り付けると冷蔵庫に入れにくいものでついつい。
もう、25年以上前の作品だけれどお正月には何時もお出まし頂いて、パワーを頂く。

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