くるみの木‐奈良県

久しぶりに奈良市の「くるみの木」に立ち寄りをした。
午後3時を回っていたので店内のカフェは空いていた。

くるみの木は創業から40年、奈良と言えば「くるみの木」
「奈良東大寺」と同じくらいに有名なCafe galleryである。
私がここを訪れたきっかけは忘れたけれど最初の訪問は35年くらい前だったろう。

雑木に囲まれて建つ雰囲気のいい店だった。
店内のディスプレイもお洒落で時代の先端を感じた。
その後はどんどん有名になり、常に混雑し駐車もままならないので足は遠のいたけれど、通りかかれば気になって駐車できれば店内を覗いていた。
けれど、その都度「くるみの木」の魅力は薄れて行った。
ディスプレイされているものは何処でも見かけるものになり、品数が少なく選ぶ楽しみが無くなった。
今はCafeがメインで洋服部門が主力になっているように見受けた。
その洋服は高価で試着するのも躊躇われる。
すっかり高級路線の店になった。
店舗は建て増しされているが、創業当時の面影が残りノスタルジーを感じ、やっぱり好きだ。

けれどもこの店のトイレは信じられない。
以前奈良市内の「鹿の舟 繭」に行った時は「トイレットペーパー」の質の悪さに驚いたと書いた事がある。
最近の「道の駅」でもここよりは良い。
「くるみの木」はトイレ自体が不快である。
公共の場所でも最近はウオッシュレットで快適な空間になっている。
そして花の一輪でも飾っている。
「くるみの木」のトイレはノスタルジーどころではない、旧態依然である。

男女の入り口は一か所で使いにくいことこの上なし。

又HPには店内には授乳やおむつを換えるスペースがございませんので、申し訳ございませんが、お車で済ませて頂くなど他のお客様への配慮をお願い致します。
と書かれている。

それでも行列のできる店なのである、だれ一人厳しい意見等書かれていない。

珍しく空いていたCafeでお茶をした。

オレンジタルトは美味しく人気のcafeと言うのは良く分かる。
残念なのはコーヒーカップは大きくたっぷり入るのに反して紅茶のカップは小さい。
ガラスで紅茶の美しさは伝わるけれど、ケーキを一つ食べるのには少なすぎる。最近紅茶はティーポットで供されるところが多いのにと残念だった。
オーナーの石村由起子さんは空間デザイナー
「心の充足感が自然と満ち溢れてくる。いわゆる本当に素敵な空間に身を置くと、そんな不思議な感覚を感じることがあります」と言う事を考える人。
どうか、トイレは素敵な空間のほうが良いとお考え直してくださいませ。
「私は夢中で夢を見た」は石村さんの著書。
skogをopenするきっかけになり、その本をバイブルのように私は読んだ。
開店当初、誰も客の入ってこない店内で前を走る近鉄線の電車の音を聴いていた。というくだりでは大いに共感した。
大成功された今、もう一度快適さの原点に目を向けて欲しい。
「くるみの木」のトイレは石村さんの値打ちを下げるようで勿体ない。

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