能登よ再び‐3

能登は徐々に元気を取り戻している。
昨日のテレビ番組「情熱大陸」で能登町矢波にある小さなお宿「ふらっと」の様子が放送された。
昨年4月の訪問の10日後に大きな地震が発生している。
この時も心配したけれど今回の地震はその時の比ではなかった。
直ぐにHPをチェックしてご無事な様子に安堵した。

昨日はぐちゃぐちゃになった室内はそのままに避難所で炊き出しをするベンさんの姿があった。
災害時は、自助・共助・公助と言われた言葉を思い出した。
高齢社会で自助は難しいのではと思っていたが、今回の能登地震では自助と共助が一斉に始まった。

能登は金沢市に近く新鮮な野菜が育ち美味しい牛乳が有り、魚介類の上がる港がある。
そんな能登には有名なレストランがあった。
レストランのオーナーたちは自分の店は当分営業出来ないからと冷蔵庫にあった食材で直ぐ炊き出しを始めている。
輪島では赤木明登さんがいち早く立ち上がり輪島塗の作家さんたちに力添えしている。

新潟や富山、石川、福井へ観光に行くのは申し訳ないと思う人も多い。
けれど被害のなかった地域の人達が行く事で経済は回る。
力仕事は手伝えないけれど、日帰りで出掛けていた北陸に宿泊で出掛ける事なら私にも出来る。