3/11

沖縄にいるYさんから電話が来た。
「あの日も寒かったわねえー。」
「うん、だけど今年程の寒さじゃなかったわ。あの日、福島は雪が降ってたね」
今日は一日中、鎮魂の日
「今日のテレビを見るのは辛いね」という話しで電話は切れた。
年が明けて寒さが厳しくなる頃に阪神淡路大震災があった、3月になると東日本大震災を思い出す。
今年は戦後70年になるという。
広島、長崎に原子爆弾が落とされて70年、姉母のように90才を越えていれば戦争についてはかなりしっかりと記憶があるけれど、私たちには戦争の記憶よりも震災の記憶の方が強い。
世界一安全と言われた日本の原子力発電所事故は、安全等は何の保証もないことだという証明をした。
戦争も地震も原子力がかかわっている事が共通している。
原子力を使わなければ、人類の発展はないと声高に言う政治家がいる。
これ以上の発展はどういうビジョンを描いているのか想像すらできないが、今のままではいけませんか。
この頃、しきりに啄木の「一握の砂」の中の詩を思い出す。
こそこその話がやがて高くなり
ピストル鳴りて
人生終る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

生活・文化の情報収集

ブログランキングで生活・文化関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る