買えない味‐無花果

果物が潤沢にある夏
ところが、驚くことに真夏イメージの西瓜の直売所は既に店じまい、桃も終わった、今はぶどうと梨が最盛期に入った。
葡萄や梨は買えばあるけれど買わずに頂くものの美味しさは格別だ。
大分県豊後高田市で60本のイチジクを育てているというボーイフレンドが自慢のイチジクを送ってくれた。
イチジクに名前があるのも知らない私に、名前の書きこまれたプラスチックに入れて届けてくれた。

台所でお皿に入れるのももどかしくパクリと食べた。
写真でも分かる通り、切り口から蜜が出ているように艶があった。
そして、今まで食べていたイチジクは本当にイチジクだったのかと思うほどに美味しさが違った。
これを食べると市販のイチジクはもう買えない。
イチジク狩りに誘われたけれど、今年の暑さで九州まで行くのは流石に腰が重かった。
そうしたら「送ります」と言ってくれたので「待ってます」と即返事をしたら本当に送ってくれた。
この日は11人のイチジク狩りのお客さんだったと写真が送られてきた。
私も行けたなら「バケツ一杯では終わらないぞーっ」と思っていたら何方も可愛らしい量のイチジクを抱えてにっこり写真に写っていた。
行かずして送ってもらった私が一番多い。
申し訳ないけれど、うれしかった。
そう書いて送信した。

ほったらかし育ちとくれた人は言うけれど、昔懐かしい葡萄も頂いた。
果物とパンがあればそれ以上は望みません。
今日は、いい日。

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