gallery skogがつないだご縁

びわ湖をはさんで対岸の守山市から、今年も畑の芸術品が届いた。

いつもなら私が「レジのない菜園」に出掛けて、どれ程の欲張りかと笑われそうなほど、勝手に収穫させてもらうのだが、今年は私の体調を心配して、収穫したものを送って下さった。

「今送りました」とのお知らせに恐縮しながらも、実は朝から「クロネコ」のトラックの音にソワソワしていた。
届いた箱を開けると、やっぱり今年も素晴らしかった。凝り性のご夫婦が育てた野菜たちは、いつも宝石のように輝いている。色とりどりのトマト、真っ赤に完熟したスモモ、大きなズッキーニ、艶やかなバナナピーマン、特大の万願寺とうがらし。茄子も細長いもの、丸いものとさまざまで、形も色も見ていて飽きない。どれもが丁寧に育てられていて、本当にお手間の賜物だと思う。

「今年のスモモは完熟が早くて、急いで収穫しました」とのこと。確かに真っ赤で、さっそく洗ってかじってみると、甘くて美味しい。みずみずしくて、まさにフレッシュな果物の味。例年ならスモモ酒に漬けるところだけれど、今年はこのままフレッシュで楽しみたい。

この畑の主は、私が60歳で立ち上げた gallery skog のお客様である。skogが無ければ、きっと出会うこともなかった方々と、もう20年近くのお付き合いになる。

あのとき、60歳でskogを始めたからこそ、今日のご縁がある。人生には、思いがけない出会いやつながりがあるけれど、それは自分から少し踏み出した時にこそ生まれるものだと、今さらながら思う。

今日届いた野菜たちは、単なる季節の恵みではなく、そんな時間とご縁の積み重ねを感じさせてくれる贈りものだった。

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