比良八荒を越えて、旅の季節へ

昨日は目覚ましをかけ忘れ、いつもより30分も遅く目覚めてしまった。
慌てて朝食の支度を済ませて外へ出ると、白く化粧をした比叡山の姿に驚いた。

一昨日は予報に反して寒い一日となり、夜にはさらに冷え込んだ。
春が近づいてからの寒さは、厳冬期よりもむしろ身に沁みるものだ。
しかし、こんなに麓まで雪景色になるのは、真冬でもそう多くはない。

3月になって降る雪は「名残雪」と呼ぶのだろうか。
暦の上では、今年の「啓蟄」は3月5日だった。
しかし、滋賀県に住んでいると「比良八荒」が過ぎるまでは油断できない。
明日からは気温も上がり、体の緊張もほぐれてくるだろう。
それでも、まだ比良八荒が控えている。

そうして私の「啓蟄」もそろそろ始まりそうだ。
例年ならすでに動き出している頃だが、今年はなぜかその気になるまで少し時間がかかる。
そろそろ、日本地図を広げる季節がやってきた。

行きたい場所はいくつもある。
春の訪れを感じる旅に出るのも良いし、まだ雪が残る景色を楽しむのも悪くない。
どこに行こうかと考えを巡らせる時間もまた楽しいものだ。
今年はどんな景色に出会えるだろうか。
心が動き出すのを感じながら、少しずつ準備を始めることにしよう。

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