雛人形
今年は暖冬と言うのは本当かも知れない。
例年ならば時々庭にも雪が積もる頃だけれど、有難い事に今年は平地の雪はまだ一度もない。
今年のお正月のお飾りを関東式に7日には片づけたのは、ひな人形を出したかったからだ。
ひな人形は節分を終えてから出すのがいいらしいけれど、我が家はもう飾ってしまった。
段飾りは重くてもう長い事出したことは無いけれど、ガラス作家の川北成彦作のお雛様なら軽々と出せる。
ひな人形の時は、戸棚のあちらこちらに仕舞い込まれたお人形も出してくる。
古布の絹地に薄く綿の入った着物を着ているうさぎさんや、紫の着物をまとったハイハイ人形は30年くらい前に野沢温泉で購入した。いつの間にか色あせしたけれど手を触れると何とも言えない柔らかい感触があって癒される。
いつの間にかひな人形が好きになっていた。
博多に住んだ頃、うきは市吉井町のお雛様巡りをしたことがあって、その時以来かも知れない。
吉井町は白壁のあるレトロな町で今でも懐かしく思い出す。
ひな人形を片付ける頃は梅や桃が咲く。
春を急かせるためにと言い訳して我が家のお雛様は早めにお出まし頂いた。
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