きなこと私の歩幅

明日は久しぶりに予定のない日。
今、一番の願望は朝寝坊をすること。ガウンのままコーヒーを飲み、雪の積もる庭を眺めてのんびり過ごしたい。
しかし現実は、4時50分の目覚ましで起こされる。そして、6時半までが家事の勝負時間。その後は、きなことの散歩が日課になっている。
ところが最近、困ったことが起きた。
私の膝のためには坂道は避けたほうがいい。しかし、きなこの後ろ脚のリハビリには坂道が適しているという。これからは、きなこと私は別メニューで歩かなければならないのかもしれない。
さて、どのコースを選ぶべきか。
我が家の周りは坂道ばかり。駅までの往復なら比較的平坦だが、きなこと別々に歩くのは少し寂しい。きなこの “クン活” によって何度も立ち止まることに少し困らされながらも、お互いに気にし合いながら歩く時間は、私にとっても大切だった。
私が遅れて見えなくなると、きなこは必ず振り返って待っている。私が先に行くと、全速力で追いかけてくる。その姿が可愛い。
今、きなこは同じ部屋で無関心そうに寝そべっている。でも、それが一番自然で心地よい関係なのかもしれない。
きなこと私はほぼ同じ年。
少し歩みを緩めて、これからも一緒に歩いていこうか。
ね、きなこ。
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