寒さと気持ちのバランス

カレンダーを見ると、例年よりも書き込まれているスケジュールが少ない。
この頃は寒さのせいか、スケジュールをこなすことがうっすらと面倒に感じてしまう。今までこんなことはなかったのに……。「年齢のせい?」
そんなふうに考えるのは、私が一番嫌だと思う発想だ。しかし、体のどこかに少しの不調があると気持ちが沈みがちになるのは事実である。
昨日、家の前の道路で友人がステッキをつきながらヨロヨロと歩いてくるのが見えた。ちょうど車をガレージに入れようとしていたところだったので、急いで声をかけた。
実は、彼女を追い抜いたときに「似ているけれど、他人の空似だろう」と思っていたのだ。家の前は緩やかな坂道なので、体調が悪いときにはきつく感じることもある。
特にどこが悪いというわけでもなさそうだったが、全身からやる気のなさがにじみ出ていた。
「そんなふうにしていたら、寝たきりになってしまうよ」と声をかけると、
「もう早く寝たきりになりたいよ。そのほうが楽だと思うの」と、思いがけない返事が返ってきた。
彼女は私よりもいくつか若いはずである。数年前にご主人を亡くし、今は一人暮らしをしている。
先日のブログで「一人暮らしのほうがしっかり生きられる」と書いたばかりだったが、必ずしもそうとは言い切れないのかもしれない。同居のほうが良い場合もありそうだ。
一人暮らしが向いているか、同居が向いているかは、その人の性格によるのだろう。ブログの内容を訂正しなければ。
明日の予定。出かけることが元気の素とはいうものの、どこにも行きたくない日もたまにはある。
スケジュールが、なんとなく疎ましく感じられることも。
まさかとは思うが、「鬱」という可能性もゼロではないのかもしれない。
座り込む前に体を動かして、気分を上げなければ。
ああ、しんど……。
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