季節の移ろいと健康寿命 〜今できることを大切に〜

大寒の頃は春の陽気を感じ、立春の頃には厳冬の寒さが戻る――。
昔の磨は気が早かったのか、現代人は季節の変化に戸惑うことも多い。
今日はまた、フワフワと雪が舞う寒い朝に逆戻りした。

1月は外出の少ない月だった。この傾向は昨年あたりから始まっている。一昨年の今頃は、厳冬の北海道・鶴居村まで丹頂鶴の観察に出かけていた。思い返せば、1歳でも若いうちに「やりたいことは今でしょう」を実行して正解だったとつくづく思う。

最近は、一人参加OKのツアーが人気らしい。そんな中、一人暮らしの友人が「マンネリ生活を変化させたい」と言って初めてツアーに参加した。新幹線を利用して厳島神社を訪れるツアーだった。しかし、帰ってきた友人から聞いたのは、楽しそうな話ではなかった。

「楽しくない。二度と行かない。」

その理由を尋ねると、「膝が痛くて歩けないのに、電車の乗り換え時間に余裕がない」というものだった。
「ほかの方も時間が足りなかったの?」と聞くと、「他の方は、みんな若いもの」。
どうやら、膝の状態は階段が辛いレベルらしい。本人は自己流のメンテナンスをしていると言うので、余計なことは言えなかった。何しろ、「医者は当てにならない」が口癖なのだから。

それにしても、折角人生を仕切り直そうと出かけた旅が、こんなにもつまらないものになってしまうのは残念だ。

平均寿命は延びているが、健康寿命は別ものだ。足や腰を悪くすると、せっかく決心して出かけた旅も「つまらないもの」となり、ますます出かけなくなる。
「毎日用事を作って外に出て刺激を受けないと駄目よ」と、常に前向きな友人は言う。

確かに、運動が良いとはわかっていても、痛みがないうちに積極的に動こうとはなかなか思えないものだ。
しかし、一度悪くしてしまえば、元に戻すのは難しい。
だからこそ、「転ばぬ先の杖」。
運動も、「今でしょう」。

これからも、やりたいことを思い切り楽しめるように、健康を意識しながら過ごしていきたい。

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