断捨離の再考とル・クルーゼ

最近、断捨離に関する番組を何度か観ているうちに、今までの断捨離は中途半端だったような気がした。
そそっかしい性格だから、過去に捨てて後悔する事も多かった。
だからそれは、断捨離と言われる範疇には入らないことが分かった。
この頃は物と向き合うとき、時間をかけて「本当にこれは必要なものなのか」と自分の中で納得がいくまでじっくり吟味することにしている。

当面の断捨離対象は「キッチン」にまつわる数々。
その中でも特に悩んでいるのが、ル・クルーゼの鍋たち。
重くて場所も取っているが、その存在感と使用感には何とも言えない魅力がある。
博多の総菜屋さんで、店員さんがル・クルーゼの鍋からお惣菜を器に移す姿を見たとき、その景色があまりにも美味しそうだった。その瞬間「 「これだ!」と思ったのを今でも覚えている。 確かに鍋は重いけど、その重さが料理の美味しさを引き出すと聞き、私も使ってみようと決心した
博多での生活は、夫と二人暮らしで、心にも時間にも余裕があった時期だった。

しかし、年月が経ち、鍋の底にはくすみが目立つようになり、最近ではあまり使わなくなってきた。
そろそろ手放す時期かもしれないと感じつつ、思い出が私を引き留めている。
断捨離とは、物を減らすことではなく、自分にとって本当に大切なものを選ぶこと。
ル・クルーゼの鍋を手放すかどうか、少し時間をかけて見直そうと思っている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

生活・文化の情報収集

ブログランキングで生活・文化関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る