夏の終わり、季節の移り変わりを感じて
漸く雨の朝になった。
一昨日まで弱々しく聞こえていたセミの鳴き声が、昨日はすっかり影を潜め、時折小鳥のさえずりが聞こえる静かな朝だったが、相変わらず蒸し暑い。そんな中、今年は特に元気だった百日紅の花も、すっかり色あせてきている。フッと、季節の変り目を感じた朝だ。
庭の柿の木にも変化が見られる。今年は例年よりも落下が目立ち、ふと見上げると、実の姿がほとんど見えない。もしかすると、今年は柿が不作なのかもしれない。
とはいえ、暑さが和らいだと感じるにはまだ早い。天気予報では、危険な高温が続くと報じられている。このような猛暑が続くと、外出を控えるようにと呼びかけられることも多い。そんな夏が過ぎ去ると、次に心配になるのはフレイルである。
実際、外に出て散歩をするのは簡単なことではない。自分を励まさないと、出かける気力が湧いてこない日もある。特に坂道では、電動自転車のような靴があれば楽だなと感じることさえある。それでも、予定の距離を歩き切ったときの達成感は、何にも代えがたいものだ。
日々の小さな積み重ねが、これからの自分を作っていくのだと自分に言い聞かせながらも、その実行に必要な体力と気力を維持することの難しさを、ますます感じる今日この頃である。
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