犬も食わない

深谷のオープンガーデンより
私は自分が片付け下手だとは思ってもみなかったけれど、この頃はひどく片付けるのが苦手になっている。
気がつけば180×120のテーブルいっぱい物が溢れて、それらを隅に追いやって食事の盆を載せる事もしばしばである。
手の届く範囲に色々置くのは老化の傾向と言われるが、意識していなかったけれどそうかもしれないと小さなショックを受けている。
家人はというと、完璧なファイル魔。
多分社会で鍛えれれているからだと思う。
書類は右から左に家人に渡してすべての管理をお願いしている。
それに最近問題が生じてきた。
「渡した」「もらってない」という不毛の争いがはじまったのだ。
お互い頭の中は年相応にピンボケしているのは認めている。
私のテーブル周りを片づければ出てくる事が多いのだけれど、家人のほうから出てくる事も無くはない。
そうすると「私が悪かった」などと結論が出るまで言えたものではない。
20kmの距離をホットラインが結んでいる。
娘に感心されるくらいの頻度で電話がかかるけれど、大抵「あの書面は・・」「渡した」「もらってない」
と、始まり、ハイハイとそっけなく電話をきってしまう。
お互いにムカムカしているけれど、会えばさりげなく前の話に戻さないのが暗黙のルール。
「何か思いついたら電話して、帰ってくるから」
と、昨日の夜、家人はそう言って比良へ帰って行った。
「換気扇が脂っぽいし、網戸を洗って、オーニングの準備をしないとねー」
「・・・・・・」
信号がない直線道路の20kmはホンニ程よいですわ―。
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