小さいおうち|松 たか子, 黒木 華 監督:山田 洋次|黒木 華の存在感

「小さいおうち」と言えば、バージニア・リー・バートンの童話を思い出す。
小学校か中学校の図書室でその本を読んだ時の面白さが忘れられず、大人になってその本を買った。

子供の時の私には「はらぺこあおむし」以上の存在だった。

それが、中島京子さんが2010年の直木賞を受賞した「小さいおうち(映画.com)」の映画化だとは最近テレビで度々流されるコマーシャルまで知らなかった。
コマーシャルに乗せられて、何年ぶりかで映画館に出かけた。
主演の松たか子さんも好きな女優さんだけれど、女中役の黒木 華(wikipedia)さんの存在が気になっていた。
NHKの朝ドラの時からキラッと光る女優さんだった。
今回も彼女がいてこの映画が出来たのではないかと思うほど、その存在感はどっしりしていた。

戦争の気配が近づく昭和10年に赤い屋根のモダンなおうちは建てられた。
ご主人様と奥様と坊ちゃんと女中のタキが暮らす小さなおうちの物語。
原作からイイトコ取りされたようなシナリオで150分という時間が長くはなかった。
昭和のモダンな家の中の美しい奥様に憧れる女中タキの回想から映画は始まる。
この小さなおうちは丁寧に作られた家と家具調度は昭和そのもので、私には懐かしい。
小道具の三つ引き出しは実家のお座敷にあったものと古さ加減まで瓜二つ。
我が家の三つ引き出しは私と兄の通知表が収められていた。
その座敷と、節分の日に父がキャラメルをまいてくれていた座敷の匂いまで思い出した。
奥様に不倫の気配を感じたトキの複雑な心境が黒木 華さんの所作から伝わる。
観る側はトキになりきってしまった。

映画はそれを意識して作られているのに、まんまとその手に乗せられた。
言いようのない懐かしい匂いが伝わる映画だった。
付き合ってくれた娘が珍しく何度も「いい映画だったねー」と言っていた。

映画の原作です
バージニア・リー・バートンの童話です
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