過去の記事一覧
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宮本 輝著-潮音 ― 富山の薬売りが動かした明治維新
2025.8.31
詳細を見る宮本輝の『潮音』は全四巻からなる大河小説である。読みごたえは途方もなく、どれだけページを重ねても物語は終わらない。十年の歳月をかけて生まれた作品であることが、ひしひしと伝わってくる…
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吉田修一著『愛に乱暴』読まされる感覚に引きずられて
2025.8.3
詳細を見る「読まされる本」というものがあるとしたら、それがまさに『愛に乱暴』だった。読みたいと思って手に取ったはずなのに、途中からはもう、自分の意思ではなかった。目が離せない。でも心地よくは…
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やくざ×歌舞伎×愛──『国宝』が凄すぎた話
2025.7.14
詳細を見る映画で心をつかまれ、原作で魂を持っていかれた──やくざと歌舞伎、二つの異世界が交差する小説『国宝』は、愛と芸に生きた男たちと、それを支える母と妻たちの物語だった。 映画『国宝』を…
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図書館で1年半待つより、メルカリで買うという選択──『潮音』購入体験記
2025.6.3
詳細を見る久しぶりに近所の書店を訪れたところ、宮本輝の新刊『潮音』4巻が平台に並んでいた。 『流転の海』を夢中で読みふけった日々を思い出し、今回の新作にも心が強く惹かれた。 しかし、1冊…
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blank page 空っぽを満たす旅ー内田也哉子著
2025.5.24
詳細を見る『blank page 空っぽを満たす旅』は、俳優・樹木希林とミュージシャン・内田裕也という、あまりにも個性の強い両親のもとに生まれた内田也哉子が、人生のなかで感じてきた空白や違和…
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大橋鎭子の影を追って
2025.4.27
詳細を見る大橋鎭子が九十歳にして初めて著した自伝を読み始めたとき、睡魔はたちまち消え失せ、一睡もできないまま読み耽ってしまった。それほど深く、心を打たれた。 『暮しの手帖』は、子供の頃…
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小さな痛み、大きな気づき
2025.4.7
詳細を見る小指の先を怪我しただけでも、日常生活の中で小指の存在の大切さに幾度となく気づかされるものである。ましてや足が不自由になれば、生活のクオリティは格段に落ちる。心まで塞ぎ込みそうになる…
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二十一世紀の友に贈る 平和へのメッセージ 深谷松男著
2025.4.5
詳細を見る本書は、著者の教え子を通じて紹介され、手に取ることとなった一冊である。タイトルにある「二十一世紀の友に贈る」という言葉には、どこか温かな響きがあり、親しみを感じて読み進めた。 …




