こころの玉手箱(日本経済新聞) ‐ 永守重信

旅立つ

今週の日本経済新聞に掲載されている「こころの玉手箱」は日本電産社長の永守 重信氏が登場している。

第1回目から、回を重ねる事に彼の話には引き込まれる。
子供の頃に「豊臣秀吉」の漫画を読んで「これや!」と思ったそうだ。
農家のせがれで、金なし、人脈なし、地縁なし、立派な大学なし。
でもやれる自信を秀吉に見つけて28才で会社を興した。

秀吉の晩年は秀頼可愛さで醜態をさらしたが、永守さんは息子さんに会社を継がせる気はないらしい。
これだけの規模になると無理だと言い切る。
エネルギッシュな太陽の絵を描く「絹谷幸二氏」の絵が好きで、すでに38枚収集されている。
太陽が赤々と描かれた正午までの絵が好きで夕日や夜桜は趣味ではない。
毎朝6時50分にやる気満々で出勤されるそうだ。
原色で描く絹谷の絵を見るのがしんどくなったら現役は引退すると聞くと本物の社長さんに久しぶりに出会ったような清々しさを感じる。

そして今日は「苦しい時に読むとハッとする本」として、
中村 天風著の『成功の実現』や『盛大な人生』をあげている。
いよいよ万事休すかと追い込まれて生命保険を担保に金を借りて死んで返そうと考えた時に読むとハッとするという。
生き方論でそんなに難しい本ではないが、不思議なもので元気な時に読んでもあまり響かないそうです。
あまりお世話にはなりたくない。が、一度は読んでみようという気になった。

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