海外ブラブラは成人式がきっかけだった。

昨日、所要で神戸に出かけた。
家人は「skogに来るのが楽しみ」と言って下さるお客様の予約でお留守番。
久しぶりに電車で出かけた。
駅に着くと振袖姿の女性をたくさん見かけた。
そう言えば昨日は成人式
半世紀ともう少し経過した私の成人式の頃と少しも変わらない風景だ。
各地、色々なコスチュームがあったとニュースで聞こえたけれど、どちらかというと、成人式は昔のまんま。
これは不思議な現象。
着物業界の仕掛けかといぶかるほど赤い大振袖に白いファー。
洋服では猛烈に個性的であろう若い人が成人式は制服のような振袖姿。
昔はよかったと言わないようにしようと言いながら、今日はこれでいいのかなーと思った。
30年くらい前、私の知人のお嬢さんが成人式の時、「振袖はいらないから外国に一人で行かせて」と言ったとか。
当時、海外はツアーで行くものと思い込んでいた私は20才でひとりで行くという海外旅行に刺激を受けた。
20才で行けるのなら40代の私が行けないはずはないと海外旅行を計画した。
旅行会社に手配を依頼すると「ご主人様がドイツにご滞在で」とか「以前お住みになっていたとか」と訝られる時代だった。
今ほどの情報やムックがあるわけではなく「地球の歩き方」が唯一の情報源。
一番安い香港経由のキャセイパシフィックの飛行機に乗りドイツに向かった。
トーマスクックの時刻表を頼りにドイツ、スイス、イタリアを回った。
10日間の忙しい旅だったけれど、心に残る旅になった。
40才で成人したようなものかな。
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