夢の話

夢は支離滅裂に見るけれど朝起きてもそして一日中覚えている夢は珍しい。
今朝は目覚めた後も夢の風景をさがしてしまった。
バス旅行をしていた私は、手に持っていた根つきの草の土が乾いて形が崩れてしまい、停まったバスの陰の水溜りに植物を置いてみんなの後を追った。
後を追っても人影はなくなり目の前には田園と小さな家がひっそりと建っていた。
あまりに美しい風景の中に入ってしまったので、先に行った人たちのことは気にしつつもそこから離れられない。
知っているようで知らない風景。
今はかすかに覚えているようで絵には出来ない。
いつしか海岸に出て、干し魚をしている少年にカメラを向けていると数人の少年が笑顔を並べてくれた。
私は自分がどこにいるのか分からない事が不安だった。
小さな食堂で同じテーブルに座り合わせた中国人らしい女性に向かって、私は唐突に「ここは瀋陽ですか」と聞いていた。
「そうですよ」と笑顔で答えてもらってひどく安堵をした感覚がある。
「私は日本から来ました。滋賀県です琵琶湖という湖のあるところです。ご存知ですか」と英語で話していた。
すると突然流暢な日本語で何か言われて呆然としたあたりで記憶がない。
憶えているのは枯れかけた草花、バスの陰の水溜り、笑顔の少年と、瀋陽を教えてくれた中国の女性。ピンクのブラウス。
私は瀋陽を全く知らない。
海があるところとも思えないので起きるなりnetで地図をみた。
海はもちろんないし、行ったことも考えたこともない場所の夢を見たことになる。
netでみると瀋陽は私が夢に見たような田園よりビルが並ぶ都会の風景でいささか鼻白んだ。
夢は深層心理が形を変えて現れるといわれているがどんな深層心理だったのか知らん。
眠る前に自民党4役を強く不快に思ったのだけれど、関係ないわねえ。

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