フジツボ的生き方

シャンソンは1曲の中に一幕の人生を語る。
シャンソンの中の人生を想像しながら先生とかなり突っ込んで曲の中の人物を想像し、詩の中味を深めていく。
実際には1時間も練習はしないかも知れないが、なんのかのと3時間くらいを過ごしてしまう。
「この詩の彼女ロングヘアーだわ」とか「不倫中ね。家に帰れば普通の主婦も楽々こなしていそう」とか云いたい放題である。
数十年も前の曲について語っているのだからまあ、罪はないでしょう。
その内人生論はかなり近代へと進み、ついに我が身に降り掛かる。
そこで「フジツボ」の話になった。
人はみなフジツボを身体につけているのよねえ。といって笑い転げた。
何時かフジツボを取り払い身軽になって生きてみたいと願望する。
ところが、フジツボが取れた途端に「孤独」という闇が始まるのだと云う。
鋭い観察、恐れ入ます。
フジツボをつけているか、フジツボになっているか、振り落としてつるつるになっているか、人を観察する愉しみが増えた。

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