暮らしの手帖社と世界文化社

NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルが「暮らしの手帖」の大橋鎭子(wikipedia)さんと言う事で、毎回楽しみに見ている。
私は長姉の影響で10代からこの雑誌を読んでいた。
それで、モノを選ぶときの価値観は、影響を受けていると思う。

最近の雑誌は創刊から5年ともたずに消えていく。
その中で、50年以上続いている雑誌に世界文化社が発行する「家庭画報」がある。

私は20代からの愛読者、ネットがない時代はこの雑誌を記事ごとにファイルして活用してきた。
けれど、ここ10年以上この雑誌を買ったことはない。

行きつけの美容院に置いているし、半年以上経過すると私に下さると言う仕組みが出来ている。
それがここ数年、この雑誌から切り抜きをする事が少なくなった。
私の興味の対象に変化があったのかも知れないけれど、そうとばかりは言い切れない。

昨年の分を切りぬきしながら気がついた。
この雑誌のほとんどの部分は、広告で出来ているんじゃないのかと。
雑誌が売れなくても、広告だけで十分な収入になりそうだ。
数百万円する宝石、何十万円の洋服、あまり興味のない内容になった。
以前からセレブ向きとの批評はあったけれど、その中のいくつかは役に立った。
医療関係の記事や、全国の美味しいモンや桜や紅葉の名所等々。
この雑誌に掲載されると、日本中に知られる事となりギャラリーや作家さんの支持も厚かった。
時代の推移を雑誌は直ぐに受ける。

今まで、それぞれに切り抜いていた部分はそこだけに特化した雑誌が出来ている。
そういえば「栄養と料理」の本は50年ぶれずに続いている。
今、一番読んでいるガーデン関係の雑誌もドンドン増えている。
雑誌業界は厳しいだろうな。

「暮らしの手帖」は特別な情報誌となって今に続いている。
今後も、創業時の姿勢を貫く雑誌であって欲しいと思っている。

※以前にも「暮らしの手帖社」の記事を書きました。よろしければご覧下さい。

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