GARDENS-香川県高松市

高松市に北欧スタイルのガーデンブティックがあると花友さんが教えてくれた。
どうやら今まで見て来た園芸店のスタイルとは違うようだ。
内子の帰りは高松経由にしてGARDENSへの寄り道をした。
内子町を11時発の予定が内子の魅力にはまって13時近くまで過ごしてしまったので189km先のGARDENSまで休憩なして車を走らせた。

オーナーデザイナーの宮本里美さんは2000年にGARDENSを設立して、2010年から国際バラとガーデニングショウで活躍し、2012年には大賞を受賞されている。
オーナーは建築家だったそうで、室内と庭をインテリア感覚でデコレーションしている。

塀を少し高めに囲って暖炉のあるリビングは実は庭だったといった感覚にみえる。
植木鉢は北欧からの輸入でカラーが抑えられているし、咲いている花は白が多い。
沢山の花や鉢があってもすっきりと見えるようにしつらえている。

我が家では持て余すように大きくなったカシワバ紫陽花が黒い鉢に納まっていて、カッコイイ。
鉢上げしようか思ったけれど、我が家のガーディナーから「鉢は要らない、置き場がないよ」とすかさず声が掛かる。
止められなくても鉢は想像する価格よりもはるかに上だった。
10年前なら迷わず買っている。
今は、手放す時期になっている。寂しく案じるけれど仕方がないと諦める訓練が出来て来た。

折角寄り道をしたのに、何も買わずに帰るのは空しいと1時間も園内を行きつ戻りつして、欲しかった苗を見つけた。
「ニワトコブラックレース」以前に信州でかなり無理をして買った事がある。
ご近所さんのお庭で大きく育っているのに我が家は今年の冬で姿を消した。
けれど、どうしても欲しかった。
これを買えば安堵して高松を去れる。

外に出てから漸く外構に目がいった。
植栽のシックなカラーは調和して美しいと思った。