山形旅行-銀山温泉
蔵王と共に楽しみにしていたのは銀山温泉の冬景色だった。
この温泉を知ったきっかけは、カリフォルニアから来た金髪の女将さんがテレビに登場した時だった。
なんと、古風な温泉場だろうかと、印象に残っていた。
雨の銀山温泉になった。
今年は雪が少ないのだそうだ。どっぷりと雪布団を着た風景を期待したけれど、雪はほとんどなかった。
鄙びた温泉街は銀山川を中心に両側に十軒ほどの宿が並ぶ。
そのほとんどが大正、昭和のはじめの木造建築物で風格がある。
その中にあって、新しい格子のお宿は目立っていた。この格子の宿こそが、金髪の女将さんの藤屋さんである。
後で、分かったことだけれど、この建物は隣の公衆浴場「しろがねの湯」共々今を時めく隈 研吾氏の設計だそうだ。
そして、金髪の女将はこの建物に建て替えた事がきっけけで、カリフォルニアに帰ってしまい、藤屋さんは民事再生法の適用を申請して倒産されと言う事実に一寸夢が壊わされた。
右手に見える望楼のような木造建築が、銀山温泉で一番古い能登屋さん。
おしんの撮影に使われて有名になった。
温泉街の大正ロマンに浸っていると鏝絵が沢山ある事に気が付いた。
鏝絵は大分県の安心院町に多く見られる。
私には懐かしい風景である。
ここの鏝絵は未だ新しいようなカラー使いでにぎにぎしい。
旅の二日目はメイン観光で蔵王、銀山温泉を堪能した。
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