今年もまた、あの桜に会いに―海津大崎

昨日は高島市の歯科で定期検診の予約日。午後2時半の予約だったので、少し早めに家を出て、滋賀県随一の桜の名所「海津大崎」へ花見に行こうと家人に相談したところ、二つ返事で快諾。せっかくの春の晴れ間、桜に会いに行くにはぴったりの日だった。

朝起きてすぐにご飯を炊き、簡単ではあるけれど、お花見気分を盛り上げる「おにぎり」も作った。桜の下で食べるおにぎりは、どんなごちそうより贅沢に感じる。そんな小さな楽しみを詰めて、いざ出発。

「海津大崎」は週末ともなると交通規制がかかるほどの混雑ぶり。特に桜の見頃の時期は一方通行にもなるため、ある程度の混雑は覚悟していた。ところが、月曜日の昨日は人出は思ったよりも少なく、拍子抜けするほど。おかげで、のんびりとした気分で桜見物を楽しめた。

各所に無料や有料の駐車場も整備されており、車を止めて桜の下を歩くこともできる。とはいえ、桜の下で賑やかに宴会をするような人たちは見当たらず、家族連れや写真を撮る人たち、それぞれが静かに春の景色を味わっている様子だった。

今年の私たちの桜見物は「ドライブスルー」方式。海津大崎の桜並木はまるで桜のトンネルのように続き、車窓から眺めるだけでも十分に堪能できる美しさだった。奥びわ湖ドライブウェイへと車を走らせると、視界には琵琶湖とその向こうに浮かぶ海津大崎が広がっていた。


ドライブウェイを登るごとに高度が上がり、眼下にはまるで絵巻物のように桜並木が広がる。青く澄んだ空に、淡いピンクの花がやさしく揺れ、春の光を受けてキラキラと輝いていた。

——今年もまた、この桜に会えて本当によかった。

四季の移ろいの中で、桜はほんのひとときの命。だからこそ、こうして毎年「また会えた」と思えることが、なによりの幸せだと感じた一日だった。

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