晩秋の朽木村・おにゅう峠にて ~ヒカゲノカズラと紅葉と
今年も滋賀県朽木村から福井県へ抜けるおにゅう峠に「ヒカゲノカズラ」の採集に出掛けた。毎年11月の終わりの頃に出掛けているが今年は紅葉の頃に行きたいものと、その心積りをしているのに紅葉の時期は例年より遅れている模様だった。10月末から始まるとされる紅葉だけれど今年は11月にずれ込むだろうと見て8日に出掛けたが、思ったような紅葉ではなかった。裸木の間に黄色い葉っぱが点在していた、赤い葉は散ってしまったのか。
それでも例年よりも「おにゅう峠」の景観を鑑賞する県外ナンバーの車が多かった。中には自転車で登って来た若い女性がいて、驚いた。自転車に体をもたれかけておむすびを頬張っていた姿が頼もしかった。
ここには「ヒカゲノカズラ」の密集地の他に「宿り木」の多い所でもある。木が高いのと斜面である事からさすがの私も手が出せないでいる。
「ヒカゲノカズラ」は山の斜面の日影に地面を這うように伸びている。
何に使うかと言うと、正月飾りである。
正月までには2ヶ月も早く採取するので、その間はバケツの水に漬けたままである。
根洗いをして、長さを揃えたりかなり手間はかかるけれど「ヒカゲノカズラ」は私の迎春にかかせないものとなっている。
実を言うと「おにゅう峠」は毎年道を間違える。一本道と思い込んでいたのにさにあらず。ポイントを見落として直進した結果行き止まり、引き返すには車をUターンさせる場所を探さねばならず、命からがらであった。
無事に帰れてホッとしている。
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