比良八講

3月26日の比良八荒が終わると琵琶湖には春が訪れる。
それまでどんなに暖かい日が続いても26日を過ぎないことには決して気を緩めることはない。
昨夜は待ってましたとばかりに雨音が激しく屋根を打った。
明日は比良八荒やもん。
先週2日間も湖西線を停める大風が吹き荒れた。
あれで比良の荒れ仕舞いが済んだので今日の比良八講はおだやかなんだあー。
朝には雨も止み日差しがある。
琵琶湖周航の歌で名高い尾松崎で比良八講の採燈護摩法要が行われるので観にいこうと家人が誘ってきた。
比良八荒は元々は比良八講といい、滋賀や京阪神の水瓶である琵琶湖への感謝と水源になる比良山系の保全、水難者回向、湖上の安全祈願を奉げる法要のことをさしている。
午前10時半に会場に着くとテントの中ではお弁当や温かい味噌汁なんぞも売られていた。
まずは、それらをgetする。
9時頃に浜大津から出航した山伏や僧侶、振袖の稚児娘のご一行が近江舞子桟橋に到着後12時から護摩焚き供養でクライマックスを迎える。
それまでの間は浜に設置された舞台で、琵琶湖の水へ感謝と祈りを奉げる音、唄、舞いが披露されていた。

朝の晴天に騙されて薄着で出かけた浅はかさがたたり、寒いのなんの。
心の中は[護摩焚き早くー」状態である。




漸く点火
護摩焚きは最後の最後。
般若心経の大合唱の中杉に火が放たれたけれど、杉の葉は青々としているのでメラメラとはいかず、くすぶるばかり。


この中でも風下に座った僧侶は動ずることなく般若心境を唱え続けていた。
比良八荒は大津に住んで以来30年、新聞で知るだけで無縁に過ごしていたけれど、比良に住むとすぐ隣の行事になった。
知り合いの顔が沢山あって、比良に慣れてくる感覚が心地よかった。
夕方から冷たい雨が比良の荒れ仕舞いをした。
さむ~い。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

旅行関連の情報収集

ブログランキングで旅行関連のブログをご覧いただけます!

ガーデニングの情報収集

ブログランキングでガーデニング関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る