タンゴ好き放題 – 心斎橋パルコ・大阪

私にとって大阪は金沢より遠い。
そんな私が遥々大阪心斎橋まで出掛けたのは、アルゼンチンタンゴの生演奏を聴けるとなればこそ。

「タンゴ好き放題」というタイトル。
タンゴ・ガルーファ / アストロリコ五重奏バンドに寄る演奏と歌:髙橋京子 / 田中良和ダンス:亮&葉月 / Leandro&Chaco
歌って踊って演奏してとタンゴ好きには堪らない演奏会だった。

アルゼンチンタンゴは、ブエノスアイレス南部のラ・ボカ地区周辺で生まれました。
貧しい移民たちが集まる場末の酒場に、夜な夜なギターやフルート、クラリネット、バイオリンといった楽器を持った流しの楽団が集まり歌やダンスの伴奏をしていました。
演奏されていたのは移民た」」ちがヨーロッパから伝えたワルツやポルカ、キューバ生まれのハバネラ、隣国ウルグアイの黒人音楽カンドンベなど・・・そういった様々な国々の音楽の要素が、渾然一体のごった煮のようになって発生していった音楽がいつしかタンゴやミロンガと呼ばれるようになっていったのです。 
TANGO GRELIO webサイトより

何時の頃からタンゴが好きだったのかと、ふと考えた。
プログラムに「碧空」を見つけた時に10代の頃アルフレッド・ハウゼのLP盤を聴いていたのを思い出した。
アルゼンチンタンゴの魅力はなんといってもその強烈なリズム。
打楽器を使わない代わりにバンドネオンでスタッカートを刻む歯切れのいいリズムは、タンゴのエネルギーの源泉になっている。
強打するピアノをバンドネオンが追いかける。ピアノの音かバンドネオンなのかと耳を傾けるとバイオリンの高音が哀愁を帯びてくる。それをベースが慰めるように低く響く。

2部では歌とダンス
アルゼンチンタンゴのダンスは、大阪にアルゼンチンから招いた楽団で一度だけ鑑賞したことがある。
その時の強烈な印象は忘れられない。
NHKの番組で、アルゼンチンタンゴの大会に出るために日夜練習しているアルゼンチンの子供達を観たことがある。
生まれた時から見よう見まねで踊っている。
強烈なリズムに乗せてスピード感のあるダンス、その繊細な足さばき、猛烈にセクシー。
ひと時、無になった。

終演は午後5時だったので、外は明るく心斎橋のアーケードすらお上りさんには眩しかった。

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