初・沖縄旅行 – 斎場御嶽(セーファウタキ)
3泊4日の沖縄旅行もいよいよ最終日。
最後の訪問地は「せーふぁうたき」になった。
音読みで聞いていたら全く想像できないが、漢字で書くと「斎場」「御嶽」と書くので、想像できる範囲になる。
「御嶽(ウタキ)」とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、中でも斎場御嶽は琉球王国最高の聖地である。
前日に訪問した首里城や今帰仁城にも御嶽はあったので「雨が降りませんように」と願い事をした。
斎場御嶽は駐車場から500mの上り坂をひたすら歩いて御門口へ、そこから石の道や崩れた道を順路と書かれた札を頼りにひたすら歩く聖地である。
お祈りもむなしく時折傘をさし、一本道をゾロゾロ歩く時間もあって御嶽を正しく理解できたかどうか疑わしい。
「行った事がある」と言うレベルで終わるのではないか。
トップ写真は、三角岩(サングーイ)
正面の写真を撮ってなかった。この場所にいる時はここが斎場御嶽の中でも最も神聖な場所であるという認識がなかった。
二本の鍾乳石と、三角岩の突き当り部分は拝所になっている。
東側には海の彼方に久高島が見える。
以前はその場所まで入れたらしいけれど、コロナ禍で写真の場所より先には進めない。
こっそり入る事の無いように、この場所は管理されている。簡単に言えば「見張り役」が常駐。
遠望できる久高島は「神の島」と呼ばれて今でも巫女さんが住んでいる神聖な島であるらしい。
見せてくれないから余計見たくなるのが人情。
帰り道にアイスクリームを食べたくなって寄ったお店のその先に見えるのは「久高島」ではないか。
なにも遮るもののない島全体が目の前にある。
信じられないから近くで仕事をしている人に尋ねた。
「久高島ですよね」
「そうですよ」
「巫女さんが住んでる神聖な島の久高島ですよね!」
「全然関係のない人も住んでますけど…」
三庫理の右側には、二本の鍾乳石があった。滴り落ちる聖なる水はその下に置かれた壺に受けられて、この水甕は空にしてはならないらしい。
が、現実にはたまに掃除もしているらしい。
第二次世界大戦前まで、その年の吉兆を占う馬の形をした石(うまぐゎーいし)が置かれた場所。
沖縄が好きと言う若い女性に会った。
沖縄に行くとどんなところに行くのかとお尋ねすると「海」魚を見に行くのだと。
美ら海水族館より素晴らしい海があるらしい。
思ってもみない答えだったけれど、うなずける。
沖縄の魅力に気が付くのが遅すぎた。
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