初・沖縄旅行 – 万座毛と沖縄の家

3日目の朝は梅雨らしい朝になった。
ホテルから近い「万座毛(まんざもう)」から観光が始まった。
観光ガイドで万座毛を観た時は「必ず行きべき観光地」と思わなかったけれど、友人が「ここは見たほうが良いよ」と案内してくれた。
残波岬とそう変わらないだろうと思っていたら、さにあらず。
3階建ての立派な観光施設と駐車場が入り口に現れた。
今まで見てきたような素朴な風景を見る場所とは違った構えだ。
建物を抜けて外に出ると遊歩道が整備されて自然に像の鼻に似た奇岩の見える場所へ導かれた。

万座毛は、沖縄県国頭郡恩納村にある名勝地。
恩納村のほぼ中央、東シナ海に面した標高約20メートルの琉球石灰岩からなる絶壁で、象の鼻に似た奇岩がある。崖上は芝生台地となっている。沖縄海岸国定公園である。
ウィキペディア


18世紀前半に琉球国王の尚敬王が「万人を座するに足る毛(野原)」と賞賛したことから万座毛と名付けられた。
毛は方言で「葉っぱ」や「草原」のこと。
象の鼻の奇岩の傍に来ると、入り口で感じた違和感はすっかり忘れていた。
海の底まで見えそうに透き通つた波に見とれてしまう。

赤ちゃん連れの若いご夫婦が傘をさして自撮り写真を写そうとしていた。
「お撮りしましょうか」思わず声をかけた。
想像以上に喜んでくれて、ホッとした。
私も友人と二人の写真を撮って貰った。
風景写真がほとんどの私は人物を写すことは稀なので、自分が写り込む写真は最も苦手。
それが今年は随分写真を残した気がする。


沖縄で見たいものは、デイゴの花と沖縄の古民家、芭蕉布があった。
次に友人が案内してくれたのは親しくしている「沖縄そば」の店。

フクギ並木では数件の古民家を観ているけれどそれは外観だけで内部は分からなかった。
朝ドラの「ちむどんどん」のような家を実際に見たかった。

店舗用に改装しているので、「ちむどんどん」ではなかったけれど、天井や梁は昔のまま。
そしてその部屋にディスプレイされた「芭蕉布」に目を奪われた。


この家に伝わる着物らしい。
私よりも小柄な人が着ていたのだろうか。とても小さく見えた。
本物の芭蕉布を観たのは初めてなので、そーっと着物に触れた。
ところがどうしてか手触りを覚えていない。
柔らかかったのか、硬かったのか、どちらでもなかったのか。
憧れの人と握手をした時の感覚だろうか。

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