醍醐の大桜

岡山県真庭市にある醍醐桜は、気になって仕方のない桜だった。
テレビの映像にこの桜が映る度に、満開の桜の道を歩く老夫婦の姿と醍醐桜は似合いの雰囲気を醸し出していた。
もしかしたら音響効果も大きかったかも知れない。
つい先月、テレビで桜特集を観ていてこれが真庭市にある「醍醐桜」と分かった。

今年は例年になく桜の開花は早いと言われているので、毎日ライブカメラを見ながらなんとか日曜日に満開になるように祈っていた。
「醍醐桜」に望みが通じたのか今日桜は満開を迎えた。

真庭市のHPには満開時の駐車場は3時間待ちになることも有るというのに、今日は日曜日と重なっている。
駐車場の事を考えるとオチオチ寝てもいられずam3:00に早起きして出掛けた。
明けやらぬ空に残る満月は、さぞかし呆れていただろう。

7時前に到着したけれど、桜の周りの高台には既に三脚が並びそれぞれにポジションは決まっているようだ。
後から入るのは気が引けるので、まずは桜の周りをぐるりと回って、ここに来れた事に手を合わせた。
こんなに憧れた桜は初めてだった。
肝心の駐車場は一番近い所は既に満車で少し上の駐車場に数台分の空きがあった。

カメラを構えても、中々シャッターが押せない。
もう少し、日差しが欲しいとみんなの思いは同じ。
薄日が射すとシャッターが一斉に下りる音がした。
樹齢大よそ1000年という桜は、ピンクの大振袖を着た若い娘のような華やぎと高貴な風格を備えていた。

又来るには遠いからとグズグズ立ち去りかねている時に会話した、鹿児島から軽自動車で来ているという一人旅の男性の話は刺激的だった。
昨日は勝山に泊まって、ライトアップを見て今朝の桜を見に来たのだそうだ。
今日は足立美術館に行って近くに泊まり、博多を経由して鹿児島に帰ると話してくれた。
多分、私と同年配だろう。
醍醐桜に会うために1週間をかけている。
私は弾丸日帰り。
片道300kmを超える時は宿泊すると決めているけれど、今夕も姉母の施設に行くので仕方がない。
来週からはずっと楽になるので、今日までは出来る限りと決めている介護の手は抜かない方が気が済むというものだ。

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