年を取るという事|奈良

久しぶりに家人の下宿のおば様のお見舞いに奈良へ出かけました。
師走の奈良は冷たい雨でした。
春日公園の鹿もうずくまっています。
車椅子になって外出が儘ならないおば様のために行きつけの正悟屋さんの穴子の握りを持参しました。
(※2017年現在、「正悟屋」さんは閉店されたようです)

たった2貫の握りの一つを食べる間「美味しい美味しい」と何度言った事か。
それでも1貫で終りです。
もう少し食べたいようですが「もったいない」からとすぐには食べません。もう少しと勧めると周りについたご飯粒だけを丁寧に拾っておすしは食べません。
夕食に差し支えてはと思ったのですが、好物は別腹でしたね。

家人が下宿していた頃は50代で一番元気な頃でした。
貧乏学生の家人はいつも食事のご相伴に預かったようです。
お花の師匠さんで綺麗なお花を玄関に飾り、着物を粋に着こなす方でした。
今は施設で「もう私はボロボロよ」とおっしゃるし、耳が遠くなったので筆談ばかりでもどかしいのですが、顔を見せるとめちゃくちゃに喜んでくれます。
その顔を見たさに私たちも時々奈良へ出かけます。
今年も残り3日
明日からお正月準備に奔走しまーす。

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コメント

    • f
    • 2007年 12月 29日

    良い事をしますね。私は先日、お世話になった下宿の叔父さんの葬儀に参列しました。2年前、おばさんが先に逝き元気だった叔父さんも亡くなりました。たまに顔を見せると二人してとても喜んでくれたものでした。ある良い時代が終ってしまいました。
    この度、ラン展の入選通知を受けまして、ビギナーズラックとはこのことかと喜んでいます。

    • skog
    • 2007年 12月 30日

    fさん ラン展のご入選おめでとうございます。
    ずいぶん多趣味でいらっしゃいますね。
    ボタニカルアートと囲碁、カメラ今回のラン等々、お忙しいはずですね。
    ららぽーとも様変わりしているようですね。
    懐かしいです。

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